税務

法人税

貸倒損失の3類型を徹底解説|法律上・事実上・形式上の貸倒れの要件と計上時期

回収できなくなった債権を損金に落とす貸倒損失は、計上のタイミングと要件を誤ると否認されやすい論点です。法人税法上、貸倒損失は損金になりますが、貸倒れの事実認定が難しいため、実務では法人税基本通達9-6-1(法律上)・9-6-2(事実上)・9...
地方税

事業所(事務所等)の該当性を徹底解説|物的設備・人的設備・継続性の三要件とケース別判定

法人住民税の均等割、事業所税、固定資産税など、複数の地方税で出てくるのが事務所又は事業所(事務所等)という概念です。ある拠点が事務所等に当たるかで、課税の有無や税額が変わります。本記事では、この事務所等の該当性を、物的設備・人的設備・継続性...
法人税

使用人兼務役員の判定と賞与を徹底解説|なれない人の範囲・使用人分賞与の損金算入

役員に対する賞与は、事前確定届出給与等に該当しない限り損金になりません。しかし、使用人兼務役員であれば、使用人部分の給与・賞与は使用人給与として損金算入できます。問題は、誰が使用人兼務役員になれるのかの判定が厳格で、肩書きだけでは判断できな...
法人税

欠損金の繰戻し還付を徹底解説|中小企業者等の要件・計算・繰越控除との有利選択

赤字(欠損)が出た期に、前期に納めた法人税を取り戻せるのが欠損金の繰戻し還付です。資金繰りに直接効く制度ですが、使えるのは中小企業者等に限られ、資本金1億円以下でも上場企業の完全子会社などは対象外、地方税は戻らない、といった実務上の勘所があ...
法人税

更正の請求の実務を徹底解説|期限5年・後発的事由・嘆願との違いとできない場合

申告した税額が過大だったとき、納めすぎた税金を取り戻す手続きが更正の請求です。一見シンプルですが、実務では「期限はいつまでか」「後から事情が変わった場合はどうか」「有利な処理に変更したいだけでも請求できるのか」で判断に迷います。本記事では、...
地方税

印紙税の課否判定を徹底解説|課税文書の3要件・文書区分・電子契約が非課税になる理由

契約書や領収書に収入印紙を貼る印紙税は、「この文書に印紙は必要か、いくらか」の判定が独特で、実務でミスや貼り過ぎが起きやすい税目です。とりわけ近年は、電子契約なら印紙税がかからないという論点への関心が高まっています。本記事では、課税文書の判...
法人税

決算賞与の損金算入要件を徹底解説|未払計上の3要件と否認されるパターン

利益が出た期の節税策として定番の決算賞与。期末までに支給できなくても、一定の要件を満たせば未払計上で当期の損金にできます。しかし、この要件は厳格で、特に就業規則の定め方ひとつで全額否認されることがある、税務調査で狙われやすい論点です。本記事...
消費税

税抜経理と税込経理の有利不利を徹底比較|少額資産・交際費・控除対象外消費税への影響

消費税の経理方式には税抜経理方式と税込経理方式があり、どちらを選ぶかで法人税・所得税の所得計算が変わる場面があります。納める消費税の額自体は同じですが、少額減価償却資産の判定、交際費の損金不算入額、控除対象外消費税の管理、消費税還付時の所得...
消費税

インボイス経過措置で控除できない消費税の処理|控除対象外消費税額等との違い

インボイス制度では、適格請求書発行事業者以外(免税事業者など)からの課税仕入れについて、一定割合(80%・70%・50%・30%と段階的に縮小)を控除できる経過措置があります。この経過措置で控除できない部分の消費税は、課税売上割合95%未満...
消費税

個別対応方式と一括比例配分方式で控除対象外消費税はどう変わる?計算の違いを解説

控除対象外消費税額等は、「いくら控除できなかったか」で決まります。その「控除できなかった額」は、仕入税額控除を個別対応方式で計算するか一括比例配分方式で計算するかによって変わります。つまり、同じ取引でも採用する計算方式によって控除対象外消費...