2026-05

法人税

中小法人の軽減税率15%とは|適用除外事業者と令和7年改正

中小企業には、法人税の負担を軽くする「軽減税率」の特例があります。所得のうち年800万円以下の部分について、本来19%のところを15%で計算できる制度です。一方で、同じ中小企業でも「適用除外事業者」に当たると15%が使えず、令和7年度改正で...
法人税

同族会社の判定と別表二|特定同族会社・留保金課税も解説

日本の会社の大半は「同族会社」に該当します。家族や少数の株主で株式を持ち合う中小企業の多くがこれにあたり、法人税の申告書では別表二で同族会社かどうかを判定します。同族会社になると、留保金課税・みなし役員・行為計算の否認といった、税務上の特別...
所得税

経営セーフティ共済の税務|損金算入と令和6年の2年再加入制限

経営セーフティ共済(中小企業倒産防止共済)は、取引先の倒産による連鎖倒産を防ぐための共済制度です。掛金が全額損金になるため、節税と資金繰りの備えを同時にできる制度として広く使われてきました。しかし令和6年10月の改正で、解約後に再加入した場...
法人税

創立費・開業費とは?繰延資産の範囲と任意償却による節税

会社を設立してから事業が軌道に乗るまでの間に支出する費用は、その支出時点では収益を生みません。効果が将来にわたって及ぶにもかかわらず支出した期に全額を費用にすると、初年度だけ極端な赤字となり期間損益が実態を表さなくなります。そこで会計はこれ...
所得税

出張旅費・日当はどこまで非課税?旅費規程と所得税・消費税の取扱い

出張の日当(出張手当)は、勤務地を離れて職務を行うために追加で発生する費用を補填するもので、その性質は「所得の増加」ではなく「実費の弁償」に近いものです。だからこそ、通常必要と認められる範囲であれば、受け取る側は所得税が非課税、支払う会社は...
法人税

別表四・別表五(一)の見方と書き方

法人税の申告書のなかでも、別表四と別表五(一)は最も基本的で重要な書類です。会計上の利益から税務上の所得を計算する「申告調整」の中心であり、この2枚の関係を理解できると、法人税申告書の全体像がぐっと見えやすくなります。一方で、加算・減算、留...
法人税

自己株式の取得の税務|みなし配当と源泉徴収の計算を解説

会社が自社の株式を株主から買い取る「自己株式の取得(自社株買い)」は、事業承継や少数株主の整理の場面で増えています。ところが税務上は、単なる株式の売買では終わりません。買い取った金額のうち一定部分が「みなし配当」として配当扱いになり、会社に...
所得税

役員貸付金・役員借入金の税務|認定利息の計算と税務リスクを解説

中小企業では、会社と社長(役員)の間でお金を貸し借りすることがよくあります。会社が役員にお金を貸す「役員貸付金」、役員が会社にお金を貸す「役員借入金」です。どちらも身内同士のやりとりに見えますが、税務上は無視できない論点が潜んでいます。とく...
法人税

中小企業の交際費|800万円と接待飲食費50%の有利選択を解説

交際費は、原則として法人税の損金になりません。ただし中小法人には特例があり、「年800万円まで全額損金」と「接待飲食費の50%を損金」のどちらか有利な方を選べます。また、1人あたり1万円以下の飲食費は、そもそも交際費から除かれて全額損金にで...
法人税

短期前払費用の特例とは|1年以内・継続適用の要件と否認リスク

家賃や保険料などを1年分まとめて前払いし、その全額をその期の経費にできる——これが短期前払費用の特例です。決算前の節税策としてよく使われますが、要件を満たさないまま適用して税務調査で否認される例も少なくありません。とくに「支払日から1年以内...