K税理士

法人税

修繕費と資本的支出の区分|判断基準とフローチャートを解説

固定資産の修理や改良にかかった費用を、その期の経費(修繕費)にできるのか、それとも資産計上して何年もかけて減価償却する資本的支出になるのか——この区分は、その期の税負担を大きく左右します。修繕費なら全額が即経費になりますが、資本的支出だと一...
法人税

賃借建物の造作の耐用年数|合理的な見積り方法と賃借期間の使い分け

事務所や店舗を借りて内装工事や造作を行ったとき、その費用は資本的支出として固定資産に計上し、減価償却していきます。問題は「何年で償却するのか」です。建物本体の長い耐用年数をそのまま使うわけではなく、原則として合理的に見積もった耐用年数を用い...
法人税

役員報酬の決め方と損金算入|定期同額・事前確定届出の注意点

役員報酬は、経営者が「自由に決められる」ように見えて、実は法人税法で厳しく制限されています。決め方やタイミングを誤ると、支給した役員報酬が損金(経費)として認められず、法人税の負担が一気に重くなります。とくに役員賞与にあたる事前確定届出給与...
法人税

少額減価償却資産40万円への改正|要件・仕訳と税務調査の否認リスク

中小企業者等の少額減価償却資産の特例(措法67の5)は、令和8年度税制改正で取得価額の上限が「30万円未満」から「40万円未満」へと引き上げられました。物価高でパソコンや備品が30万円を超えやすくなった実態に合わせた、使い勝手のよい改正です...
所得税

マイカー通勤手当はいくらまで非課税?距離区分と改正を解説

会社が従業員に支給する通勤手当は、一定額まで所得税が非課税となります。このうちマイカー(自動車)通勤の非課税限度額は、長年据え置かれていましたが、ガソリン価格の高騰などを背景に、令和7年と令和8年の2段階で大きく引き上げられました。特に令和...
所得税

食事手当はいくらまで非課税?月7,500円への改正と要件を解説

会社が従業員に食事を提供したり、食事代を補助したりする「食事手当(食事補助)」は、福利厚生の定番です。この食事の現物支給について、所得税が非課税となる会社負担の上限額が、令和8年4月から月額3,500円から月額7,500円へと倍増しました。...
消費税

インボイス2割特例はいつ終了?3割特例と今後の対策を解説

インボイス制度を機に免税事業者から課税事業者になった小規模事業者の負担を軽減するため、消費税の納税額を売上税額の2割に抑えられる「2割特例」が設けられています。しかし、この2割特例は令和8年(2026年)9月で終了します。「2割特例が終わる...
消費税

居住用賃貸建物とは|仕入税額控除の制限や調整計算を徹底解説

アパートやマンションなどの居住用賃貸建物を取得した場合、その建物にかかった消費税は、原則として仕入税額控除ができません。これは令和2年度の税制改正により導入された「居住用賃貸建物の取得等に係る仕入税額控除の制限」(消費税法30条10項)によ...
所得税

控除対象外消費税の処理|繰延消費税額等の計算や仕訳を解説

消費税の経理処理で「税抜経理方式」を採用している事業者が、課税売上割合が低いなどの理由で仕入れにかかった消費税の全額を控除できなかった場合に生じるのが「控除対象外消費税額等」です。これは単なる消費税の論点にとどまらず、その控除できなかった消...
法人税

役員退職金の損金算入限度額|功績倍率法の計算方法や否認リスクを徹底解説

役員退職金(役員退職給与)は、長年会社に貢献した役員に対し、その功績に報いるために支給される極めて重要な給与です。法人税法上は損金算入が認められる一方で、「不相当に高額な部分」や「事実を隠蔽・仮装した部分」については損金不算入となり、税務調...